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【阿知須店】目薬の残薬が50個!?その理由は…
薬局・薬剤師2020年の夏から縁があり仁成堂で在宅医療を開始した80代のM様
在宅医療のきっかけは毎月、通院している内科の内服薬がきちんと飲めていないことでケアマネージャーさんから相談を受けたからです。
ご自宅にお邪魔してみると大量の目薬があったため、内服薬以外のサポートが必要なのでは?と感じました。
◆お悩み・お困りのこと◆
ご自宅のいたるところに数種類の目薬が置かれていました。
確認していくと毎月受診しているようですが、持ち帰ったまま開けていないものも数カ月分。
M様にお話を聞いてみると・・・
目が見えにくく、数種類の目薬があり、それぞれが何の目薬か分からないから使っていないと言われました。それらの目薬の見分けが出来ていないことが分かりました。
◆薬局・薬剤師のサポートは◆
情報を共有するために、M様・ケアマネージャー・デイサービスの担当者と担当者会議を開きました。M様の話を聞きながら「どうすれば適切に薬が使用できるか」を話し合いました。
管理をしてくれる人が毎日そばに居ないM様の場合、M様自身で管理をしなければいけません。
①目薬の管理ボックスを作成
M様の目で見やすい色と、大きな文字で「何の」目薬か、「いつ」使うのか記入しました。
②目薬の容器に線を引く
訪問の最後に残量の位置に線を引き、次回訪問時に減っているか(使えているか)を目でも確認できるようにしました。
(担当者からひとこと)
訪問し管理ボックスをお渡ししたとき「見えるね!これで分かるね!」と驚いたようにお話してくれたことが、とても嬉しかったです。何のための目薬か確認できないまま使うのは不安だったと思います。そこが改善できればと思い管理ボックスを作りました。手元にある空き箱で作ったものですが、今回の場合は正しく使えることが第一歩だと思います。管理ボックスがないときよりかは使えているとお話してくださいました。