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【小郡店】「食欲がなく、何を食べたら良いかわからないのよ」というご相談がありました。

管理栄養士

小郡店には、薬局事務をしながら管理栄養士が常駐!(^^)!
処方箋のお薬を準備する間に、「栄養ケアパッド(簡易栄養ケア支援システム)」というアプリを通して、簡単に、患者様(高齢者向け)の栄養状態や噛む力・飲み込む力を確認してアドバイスさせて頂いています。

◆お悩み・お困りのこと◆
いつも薬局をご利用頂いている60代女性Aさんが、食欲がなくて、何を食べたらよいか、
何が食べたいかが分からないというご相談。見た目もやせ型で、元気もないご様子。

◆管理栄養士のサポートは◆

Aさんに栄養ケアパッドを行い、体重は標準より少なくBMI(ヒトの肥満度を表す体格指数)数値からも低栄養傾向であることが分かりました。

まずは、日常的に何を食べられているのかをヒアリング。
「ごはん一杯と野菜少し…」

Aさんは食が細く摂取カロリーが少ないので、調理方法を焼き物から少し油を使った調理方法に変えることや、野菜は調味料を使ったエネルギー量が多いポテトサラダなどに変えてみてはとご提案。

しかし、お話をしていく中で、基礎疾患はないが、胃の調子が悪いので油ものは控えたいとご要望。

それでは(^。^)ノ
「食べる回数、間食を増やしてみてはどうでしょうか。」と聞いてみました。
Aさんから「何が食べたいかわからないのよ」と。

こういった場合、私は「昔、よく食べていたものはなんですか」とお聞きします。
Aさんが思い出したように、
「プリンや桜餅かな、久しぶりにプリンを食べてみるわ」と言われました。

後日、Aさんが来局された時に、「1㎏増えたの、ありがとう」という声をかけて頂き、私もすごく嬉しい気持ちになりました!好きなものを食べて少し食欲も出たようです。

今後も、Aさんの栄養相談を継続的にしていきたいです。

(担当者からひとこと)

今は、過栄養と低栄養の問題があると思います。
低栄養傾向のあるAさんのお話で印象的だったのが、何が食べたいかわからないという「食べる楽しみ」が薄れていたこと。
今回、まずは好きなものから食べるご提案をしました。

また反対に、食べすぎてしまう方は、ゆっくり食べる、よく噛む食べ方を少し意識すると「満腹になった」という指令が脳に行き、食べすぎを防ぎ、食事がより美味しく感じることができるんですよ。

私たち管理栄養士は、その方の生活に合った食生活のアドバイスはもちろんですが、「美味しく食べる楽しさ」を伝えていきたいと思います。
栄養ケアパッドや栄養相談にご興味あれば、いつでもお声掛けくださいね。

 

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