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【トマト薬局】旦那様の食が細い、美味しく野菜を食べさせたい。

管理栄養士

いつもトマト薬局をご利用されている70代 Kさんが、旦那様のお食事についてのご相談。高齢のご夫婦で二人暮らし、調理はあまりせず、食事はほぼ同じものを摂られています。

◆お悩み・お困りのこと◆

旦那様の食が細い。食べさせる工夫や野菜を美味しく摂取したい。ご本人は、糖尿病などいくつかの持病をお持ちなので、食べすぎには注意している。

◆管理栄養士のサポートは◆

ある一日の食事について聞いてみました。
朝:菓子パン、紙パックのカフォオレ
昼:おむすび一個(コンビニ)
夕:細巻寿司1本、刺身1切れ、ご主人は晩酌をし、ご本人は間食にチョコレートを少し。

夕食には、千切りキャベツミックス、散らし寿司、肉じゃが、ポテトサラダ、メンチカツ、鶏のから揚げ等も食べている。

食事はほとんど調理せず、惣菜などを買われることが多いため、惣菜の選び方について説明しました。全体的に、糖質に偏った食事になっているが、主食の量は適量と考える為、現在の食事に加えて、おかずを組み合わせて買ってはどうかとご提案。
特に、たんぱく質の摂取が少ない為、3色食品群を渡し、それぞれの色の食材をバランスよく摂り、朝食にはゆで卵など魚・肉・豆腐を使ったおかずを積極的に加えることを勧めました。
ご本人は、糖尿病の持病をお持ちなので、朝食については、糖分の多いパンは避ける事、カフェオレも現在の量以上飲まないようにした方が良いですねと。
お悩みのご主人の食が細い原因のひとつとして、固いものがのどを通らないとのことです。惣菜を選ぶ時に、煮物や煮魚などできるだけ柔らかいものを選ぶと良いこと、野菜は生のままではなく、電子レンジで温めるなど食べやすくする工夫を伝えました。

(担当者からひとこと)

主食の量は適量であるため、これにおかずを合わせることで、ご本人が本来摂るべき栄養を摂取できます。しかし、惣菜などの購入になると、どうしても食べやすいものや食べたいものを選びがちになり、栄養に偏りが出てきてしまいます。
旦那様も食べることが少し苦痛に感じて食が細くなっているように感じました。柔らかい調理の工夫やおかずを意識した惣菜を選んで少しでもバランスよく食事をされるといいですね。
特に、たんぱく質は筋肉など身体をつくる大切な栄養素です。高齢になるにつれ、筋力が低下していくので、たんぱく質を食事からも積極的に摂取できると良いと思います。

 

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