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【トマト薬局】少しでも長くご自宅で過ごせることを手助けできる保険?

薬局・薬剤師

2021年1月28日(木)にトマト薬局で健康サロン「おしゃべりトマト」を開催しました。本日のテーマは「介護保険」でした。60代一名、70代五名が参加して頂きました。

◆お悩み・お困りのこと◆

管理薬剤師の私自身も、介護保険のことがきちんと理解していないのなら、もっと患者さんは知らないことが多いではないだろうか。そんな思いでこのテーマを企画しました。
まだ、参加者の五名は介護保険の申請をしていない方たちでした。
高齢のご夫婦お二人で暮らしている方が多く、この先の自分のことや配偶者の心配があるため参加されました。

◆薬局・薬剤師のサポートは◆
トマト薬局と以前からお付き合いのある介護事業所のUさんにお願いし、介護保険ついてお話をしてもらいました。コロナの感染予防対策として、広いスペースを確保するため、トマト薬局の前にある観音堂をお借りして、換気をしっかり行い、参加者には手指消毒と検温を行い,早くから暖房をつけて万全の体制を整えました。
Uさんが“介護保険”とは「少しでも長くご自宅で過ごせることを手助けできる保険」と教えてくれました。参加者のお一人で、片手が不自由な男性が「工事や力仕事は、男友達に声をかけたら手伝ってくれるけど、服のポケットが外れたのは誰に頼めばいいかわからないから、ホチキスで止めている。」という話がありました。Uさんは、近くの縫製をしてくれるお店を紹介されていました。周りには手助けしてくれる人がいっぱいいるのだということも伝えていました。
また、終活ノートを作成することを勧められました。その理由は、家族に迷惑をかけないためだと教えてくださいました。せめて、最期はどう過ごしたいのかだけでもみんなにわかるように書き記しておくことは、家族にとっても本人にとっても円満なことだと言われました。

(担当者からひとこと)

医療保険や介護保険の話は、私たちが現場にいても、調べたり聞いたりして、そんなことができるんだと知ることが多くあります。いざ、介護保険を使おうと思ったときに、迷わないためにもこういった専門事業所の方と繋がりを持てば少し安心なのではないでしょうか。
ホチキスでポケットを止めているという些細で人には言えない悩みを抱えている方がいることに、はっとしました。薬だけではなく、日常で何か困ったことがあれば、薬局を通して事業所の紹介等もできると思います。
また、今回、お話をしてくださったUさんが、トマト薬局に来て介護保険の個別相談会も開いてくれる話を頂いています。遠慮なくご相談ください。

#セミナー・相談会等の開催
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